2022年01月28日
大人の粘土教室~干支のとら作り~ のご報告!
令和4年1月28日現在。
新型コロナウイルス感染拡大がたいへんな勢いで
加速している状況であります…
そんな今から1ヵ月以上前の、コロナ禍が下火となっていた
時期に開催がかなった、当館自主事業のご報告記事を
掲載いたします
アート・キューブ自主事業ワークショップ
大人の粘土教室
~ 干支のとら作り ~

プライベートで焼き物づくりを趣味としており、土いじりに長けた
アート・キューブ職員の井上隆好氏を講師とし、
12/18㈯ と 12/26㈰ の2日間の日程で開催した
「大人の粘土教室」。
教室のテーマは、
令和4年の干支の 寅 制作
ワークショップの頃は、幸いなことにコロナ流行が
落ち着いてくれていました
教室募集人数は余裕をもった7~8名に絞り、
最大定員30名のC1制作室にて換気も行いつつ、
ゆったりとしたワークショップとなりました
年末のご多忙中にも関わらず、
みなさまご参加ありがとうございました
1回目教室開催の12/18

この日は造形の工程でした。
エプロン姿の彼が、井上隆好講師。

略して「いのたかさん」とお呼びくださいませ
ちなみに10月の小学生粘土教室では、
「いのたかおじさん」と命名されていました。
いのたか職員が用意した芯材を骨組みとし、
寅の形を作っていきます。

芯材を自由に曲げて、参加者さんそれぞれに
作りたい寅のポーズを決め、そこへ粘土で
肉付けをしていくのです

みなさまの制作にあたっての参考資料として
ご用意したのは、様々な角度から撮影された
雄々しいトラ画像、動物図鑑、そしていのたか職員の作品。

講師デスクに4頭並んだ、いのたか見本作品。
そのタイガー軍団に肉迫し、造形の参考に
している方も。
女性に凝視され、タイガー軍団も少々
赤面しているように見えます

みなさん、骨格や筋肉の形状を意識しながら、
とても真剣に制作に取り組んでおられます
そして…

造形の工程が終了
隆々とした筋肉がリアルなものや、躍動感あふれる
体勢で動き出しそうなもの、可愛らしさが前面に
出ているもの、櫛型の道具を使い体表に毛の流れまで
表現したもの…
様々な作品が並んでいます
これは完成が楽しみです
この状態で一週間、当館がお預かりし、
次回の着色工程の日まで乾燥させます
毎日いのたか職員が作品の様子を見守り、
ひび割れが生じたものには、粘土で割れを埋める
修復を行ったりもしていました。
そして2回目教室の12/26がやってきました
数日前の天気予報では降雪があると言われ、
参加者さんの行き帰りが心配だったものの、
結局、当日は晴れとなりました
ワーイ!
みなさん、一週間ぶりの作品との対面
まず紙ヤスリで表面を整えてから、着色作業をしていきます
色付けの工程って、何だかワクワクしますよね
でも同時に、最初の一筆を入れるあたりで結構緊張したりも


今回もいのたか作品はみなさまに着色見本として凝視され、
いささか照れているように見えます

当館のご用意した資料だけでなく、ご自身で
図書館資料などをご持参された方や、スマホで
画像検索している方も。

いのたかタイガー見本は3色。
イエロータイガー
、レッドゴールドタイガー
、ホワイトタイガー
…
イエローとホワイトは水彩絵の具で塗り、仕上げにニス。
レッドゴールドは金属塗料を使用。
講師の作品同様、ワークショップ参加者のみなさんも、
どの画材でもお好きなものを選択していただけます
黒いトラ縞を描く時は、絵の具だけでなく油性マジックを
使っても描きやすいです。

どなたも真剣そのもの
作業に熱中しておられます。
コロナ禍の今…
感染拡大防止のために、世界中の誰もが様々な制約を
強いられている今…
×
×
×
そんな中でも、こうした制作活動ならば、夢中になって
思う存分取り組むことができるのです。
苦しい巣ごもり期間であっても、楽しんで過ごすアイデアは
存在していますね
そして…
着色作業が完了
寅の完成です



いかがでしょう、素晴らしい作品揃いですよね
恐ろしげな猛虎の風格や、野生獣の凛とした美しさ、
「トラもネコ科の動物なんだよなぁ」と気づかされるような
微笑ましい表情…
それぞれに、個性豊かな寅の姿を表現なさっていますね
みなさまきっと、この寅さんと共に晴れやかな新年を
お迎えになったことでしょう
令和4年が、勇ましい寅のように勢いのある
素晴らしき一年となることを祈ります
自作寅を携えてのご帰宅後、ご家族からもきっと
好評だったのではと想像いたします
ワークショップ後、「こんな風に飾っている」と、
写真を見せに来てくださった方も
その方は、お父様が雰囲気のある石を探してきてくれたそうで…
石を背景に佇む白虎の写真は、まるで水墨画のように見えました
ワークショップ終了後の参加者アンケートでは、
「親切丁寧に教えていただき有難うございました」
「少人数なので質問し易かった」
「久しぶりに少年時代の気分になれた」
「夢中になれてとっても楽しかった」
「道具を色々お貸しいただき、満足いく作品ができました」
「年男の記念になった」
「造形は結構難しかった、もう少しレクチャーが欲しいかも」
「他にも色々な物づくりの教室開催を期待しています」
といったご意見ご感想を頂戴しました。
そうしたお声は、これからのアート・キューブの
ワークショップ企画の参考とさせていただきます
さらに充実した内容で、参加者のみなさまに
楽しんでいただけるよう一層精進いたします
今後も和歌の浦アート・キューブの事業を
なにとぞよろしくお願い申し上げます
*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~
講師いのたか職員が何頭か制作していた寅の見本粘土作品…

その寅たちの中の選ばれしオトコマエ一頭が、
現在、アート・キューブの事務所前で
令和4年の干支を務めております
これがその画像です。

この寅は「直人さん」と命名しました
直人さんの解説文
↓(クリックすると拡大されます)

そう、「伊達直人」といえば…
あのタイガーマスクのキャラクターです
「まさしく寅年のニューイヤーヒーローに相応しい名だ
」
と考えて命名した職員は、当然ながら昭和生まれ。
さらにこの名前はかつて、ランドセルの寄付運動でも
有名になりましたね
うちの直人さんも、伊達直人のように子ども好きで
心優しい寅さんです
ご来館の折は、直人さんにぜひ会いに来てくださいませ
そしてこちらは、いのたか職員の隣席のC職員が、
昨年制作していた羊毛フェルト製の令和3年の干支丑。

このホルスタインのメス牛は、「ぎゅう子」と
命名されていました。
ぎゅう子は結構体が大きいくせに、制作時に芯材等を
入れてもらっておらず、脚は羊毛100%。
(胴体の中心にはナイロン綿が入っているけど)
そのため、生まれたての仔牛のように足元がグニャグニャ。
完成度に自信がなかったC職員、一応ぎゅう子を作って
事務所前に飾ってはいたものの、webでご紹介することも
ないまま一年が過ぎていました
左下の「続きを読む」ボタンをクリックすると、
干支たちのこぼれ話
が開きます
(スマホ版ではクリック不要で全て表示されていますが
)
当ワークショップの後日談というか…
アート・キューブ職員作の干支寅と干支丑によって展開された、
年末の干支引き継ぎ式のマル秘アナザーストーリー
でございます
御用とお急ぎでない方は、ちょいとお立ち寄りくださいませ

↓ ↓ ↓
新型コロナウイルス感染拡大がたいへんな勢いで
加速している状況であります…

そんな今から1ヵ月以上前の、コロナ禍が下火となっていた
時期に開催がかなった、当館自主事業のご報告記事を
掲載いたします

アート・キューブ自主事業ワークショップ
大人の粘土教室
~ 干支のとら作り ~

プライベートで焼き物づくりを趣味としており、土いじりに長けた
アート・キューブ職員の井上隆好氏を講師とし、
12/18㈯ と 12/26㈰ の2日間の日程で開催した
「大人の粘土教室」。
教室のテーマは、
令和4年の干支の 寅 制作

ワークショップの頃は、幸いなことにコロナ流行が
落ち着いてくれていました

教室募集人数は余裕をもった7~8名に絞り、
最大定員30名のC1制作室にて換気も行いつつ、
ゆったりとしたワークショップとなりました

年末のご多忙中にも関わらず、
みなさまご参加ありがとうございました

1回目教室開催の12/18


この日は造形の工程でした。
エプロン姿の彼が、井上隆好講師。

略して「いのたかさん」とお呼びくださいませ

ちなみに10月の小学生粘土教室では、
「いのたかおじさん」と命名されていました。
いのたか職員が用意した芯材を骨組みとし、
寅の形を作っていきます。

芯材を自由に曲げて、参加者さんそれぞれに
作りたい寅のポーズを決め、そこへ粘土で
肉付けをしていくのです


みなさまの制作にあたっての参考資料として
ご用意したのは、様々な角度から撮影された
雄々しいトラ画像、動物図鑑、そしていのたか職員の作品。

講師デスクに4頭並んだ、いのたか見本作品。
そのタイガー軍団に肉迫し、造形の参考に
している方も。
女性に凝視され、タイガー軍団も少々
赤面しているように見えます


みなさん、骨格や筋肉の形状を意識しながら、
とても真剣に制作に取り組んでおられます

そして…

造形の工程が終了

隆々とした筋肉がリアルなものや、躍動感あふれる
体勢で動き出しそうなもの、可愛らしさが前面に
出ているもの、櫛型の道具を使い体表に毛の流れまで
表現したもの…
様々な作品が並んでいます

これは完成が楽しみです

この状態で一週間、当館がお預かりし、
次回の着色工程の日まで乾燥させます

毎日いのたか職員が作品の様子を見守り、
ひび割れが生じたものには、粘土で割れを埋める
修復を行ったりもしていました。
そして2回目教室の12/26がやってきました

数日前の天気予報では降雪があると言われ、
参加者さんの行き帰りが心配だったものの、
結局、当日は晴れとなりました

みなさん、一週間ぶりの作品との対面

まず紙ヤスリで表面を整えてから、着色作業をしていきます

色付けの工程って、何だかワクワクしますよね

でも同時に、最初の一筆を入れるあたりで結構緊張したりも



今回もいのたか作品はみなさまに着色見本として凝視され、
いささか照れているように見えます


当館のご用意した資料だけでなく、ご自身で
図書館資料などをご持参された方や、スマホで
画像検索している方も。

いのたかタイガー見本は3色。
イエロータイガー



イエローとホワイトは水彩絵の具で塗り、仕上げにニス。
レッドゴールドは金属塗料を使用。
講師の作品同様、ワークショップ参加者のみなさんも、
どの画材でもお好きなものを選択していただけます

黒いトラ縞を描く時は、絵の具だけでなく油性マジックを
使っても描きやすいです。

どなたも真剣そのもの

作業に熱中しておられます。
コロナ禍の今…
感染拡大防止のために、世界中の誰もが様々な制約を
強いられている今…




そんな中でも、こうした制作活動ならば、夢中になって
思う存分取り組むことができるのです。
苦しい巣ごもり期間であっても、楽しんで過ごすアイデアは
存在していますね

そして…
着色作業が完了

寅の完成です




いかがでしょう、素晴らしい作品揃いですよね

恐ろしげな猛虎の風格や、野生獣の凛とした美しさ、
「トラもネコ科の動物なんだよなぁ」と気づかされるような
微笑ましい表情…
それぞれに、個性豊かな寅の姿を表現なさっていますね

みなさまきっと、この寅さんと共に晴れやかな新年を
お迎えになったことでしょう

令和4年が、勇ましい寅のように勢いのある
素晴らしき一年となることを祈ります

自作寅を携えてのご帰宅後、ご家族からもきっと
好評だったのではと想像いたします

ワークショップ後、「こんな風に飾っている」と、
写真を見せに来てくださった方も

その方は、お父様が雰囲気のある石を探してきてくれたそうで…
石を背景に佇む白虎の写真は、まるで水墨画のように見えました

ワークショップ終了後の参加者アンケートでは、
「親切丁寧に教えていただき有難うございました」
「少人数なので質問し易かった」
「久しぶりに少年時代の気分になれた」
「夢中になれてとっても楽しかった」
「道具を色々お貸しいただき、満足いく作品ができました」
「年男の記念になった」
「造形は結構難しかった、もう少しレクチャーが欲しいかも」
「他にも色々な物づくりの教室開催を期待しています」
といったご意見ご感想を頂戴しました。
そうしたお声は、これからのアート・キューブの
ワークショップ企画の参考とさせていただきます

さらに充実した内容で、参加者のみなさまに
楽しんでいただけるよう一層精進いたします

今後も和歌の浦アート・キューブの事業を
なにとぞよろしくお願い申し上げます

*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~
講師いのたか職員が何頭か制作していた寅の見本粘土作品…

その寅たちの中の選ばれしオトコマエ一頭が、
現在、アート・キューブの事務所前で
令和4年の干支を務めております

これがその画像です。

この寅は「直人さん」と命名しました

直人さんの解説文
↓(クリックすると拡大されます)

そう、「伊達直人」といえば…
あのタイガーマスクのキャラクターです

「まさしく寅年のニューイヤーヒーローに相応しい名だ

と考えて命名した職員は、当然ながら昭和生まれ。
さらにこの名前はかつて、ランドセルの寄付運動でも
有名になりましたね

うちの直人さんも、伊達直人のように子ども好きで
心優しい寅さんです

ご来館の折は、直人さんにぜひ会いに来てくださいませ

そしてこちらは、いのたか職員の隣席のC職員が、
昨年制作していた羊毛フェルト製の令和3年の干支丑。

このホルスタインのメス牛は、「ぎゅう子」と
命名されていました。
ぎゅう子は結構体が大きいくせに、制作時に芯材等を
入れてもらっておらず、脚は羊毛100%。
(胴体の中心にはナイロン綿が入っているけど)
そのため、生まれたての仔牛のように足元がグニャグニャ。
完成度に自信がなかったC職員、一応ぎゅう子を作って
事務所前に飾ってはいたものの、webでご紹介することも
ないまま一年が過ぎていました

左下の「続きを読む」ボタンをクリックすると、



(スマホ版ではクリック不要で全て表示されていますが

当ワークショップの後日談というか…
アート・キューブ職員作の干支寅と干支丑によって展開された、
年末の干支引き継ぎ式のマル秘アナザーストーリー

でございます

御用とお急ぎでない方は、ちょいとお立ち寄りくださいませ


↓ ↓ ↓
*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~*∞~
もうひとつの干支引き継ぎ式
Another story of the
Tigers & Cow
アート・キューブの恒例セレモニー?である
エントランスのパネル干支の引き継ぎ式が、
昨年末執り行われたことは、年明け一番の投稿で
ご紹介したとおりでございます
恒例のダジャレのクオリティは、通天閣の引き継ぎ式には
到底及ばないものでしたが…
しかし実は…
粘土寅の直人さんと羊毛フェルト丑のぎゅう子にも、
以下のように引き継ぎ式の物語が存在したのです
時は令和3年12月27日…
26日開催の粘土とら作り教室の翌日のこと。
かつ、アート・キューブの令和3年仕事納め日でもありました
寅と丑の新旧干支同士が、たまたまアート・キューブ内で遭遇し、引き継ぎ式は
突然に始まりました
舞台は、エントランスのチラシ等を置いている机の上。
↓

※以下、画像が若干ぼやけて見にくいのですが、
何しろ神聖なセレモニーを隠し撮りしたものでして、
写りの悪さはご了承ください
干支丑ぎゅう子が、令和3年の終わりを惜しんで
机の上をお散歩していると…

呼びかけられて振り返ると、そこには直人さん率いる
寅軍団が
3頭います。
粘土教室では4頭いたと思うのですが、
たぶんこの時ホワイトタイガーは、トイレにでも立って
席をはずしていたのでしょう

この1年、ぎゅう子は事務所の前でひとりのんびりと
草を反芻して暮らしていたため、トラは動物図鑑でしか
見たことがなかったのです
生まれて初めて遭遇した肉食獣に、動揺するぎゅう子…

直人さんたちは友好的に挨拶をしようと近寄るのですが、
おびえたぎゅう子は後ずさるばかり
そして後脚を踏み外し、机の向こうの空間にぎゅう子の
下半身がブランと踊ったのです

机から地面までの高さは、約70㎝。
ぎゅう子の大きさを考えると、ビルの5階からぶら下がって
いるようなもの。
そう、寅軍団の言うとおり、落ちれば虹の橋を渡ることになるでしょう
助けようと直人さんが前脚の肉球を差し伸べたものの、
ぎゅう子の蹄では握り返すことができませんでした。

エントランスにこだまする、寅と丑の
悲痛な叫び…
そして、あわれぎゅう子は引力に逆らえず…

70㎝下へと落下
直人さんたちは、去り行く令和3年の干支に
別れを告げて悼んだのですが…

なんと
何やらプレゼントらしきフカフカした箱が下に…
それがクッションとなり、ぎゅう子は一命をとりとめたのです
ぎゅう子を救ったのは、クリスマスのプレゼントでした
クリスマス後にツリーを片付ける際、職員がひとつ
落っことして忘れていたのが幸いしました

逆さまの姿勢のまま、クリスマスと新年の祝いの言葉を
呟くぎゅう子…

そして、ぎゅう子に怒られた直人さんたちは、
お詫びのしるしにランチをおごる約束をするのでした…
寅は焼肉をおごると言っていますが、ぎゅう子が
草食獣だということを失念している様子。
その両者の姿を隠れて撮影していたアート・キューブ職員、
事務所2階のカフェをオススメしたかったのですが、
撮影に気づかれるといけないのでグッとこらえました
とにかくこうして…
セリフにまた微妙なダジャレを盛り込みつつ、
スリルとサスペンスに満ちた
もうひとつの干支引き継ぎ式は
何とか無事終了した次第です
もうひとつの干支引き継ぎ式
Another story of the
Tigers & Cow
アート・キューブの恒例セレモニー?である
エントランスのパネル干支の引き継ぎ式が、
昨年末執り行われたことは、年明け一番の投稿で
ご紹介したとおりでございます

2022/01/06
到底及ばないものでしたが…

しかし実は…
粘土寅の直人さんと羊毛フェルト丑のぎゅう子にも、
以下のように引き継ぎ式の物語が存在したのです

時は令和3年12月27日…
26日開催の粘土とら作り教室の翌日のこと。
かつ、アート・キューブの令和3年仕事納め日でもありました

寅と丑の新旧干支同士が、たまたまアート・キューブ内で遭遇し、引き継ぎ式は
突然に始まりました

舞台は、エントランスのチラシ等を置いている机の上。
↓

※以下、画像が若干ぼやけて見にくいのですが、
何しろ神聖なセレモニーを隠し撮りしたものでして、
写りの悪さはご了承ください

干支丑ぎゅう子が、令和3年の終わりを惜しんで
机の上をお散歩していると…

呼びかけられて振り返ると、そこには直人さん率いる
寅軍団が

3頭います。
粘土教室では4頭いたと思うのですが、
たぶんこの時ホワイトタイガーは、トイレにでも立って
席をはずしていたのでしょう


この1年、ぎゅう子は事務所の前でひとりのんびりと
草を反芻して暮らしていたため、トラは動物図鑑でしか
見たことがなかったのです

生まれて初めて遭遇した肉食獣に、動揺するぎゅう子…

直人さんたちは友好的に挨拶をしようと近寄るのですが、
おびえたぎゅう子は後ずさるばかり

そして後脚を踏み外し、机の向こうの空間にぎゅう子の
下半身がブランと踊ったのです


机から地面までの高さは、約70㎝。
ぎゅう子の大きさを考えると、ビルの5階からぶら下がって
いるようなもの。
そう、寅軍団の言うとおり、落ちれば虹の橋を渡ることになるでしょう

助けようと直人さんが前脚の肉球を差し伸べたものの、
ぎゅう子の蹄では握り返すことができませんでした。

エントランスにこだまする、寅と丑の
悲痛な叫び…

そして、あわれぎゅう子は引力に逆らえず…

70㎝下へと落下

直人さんたちは、去り行く令和3年の干支に
別れを告げて悼んだのですが…

なんと

何やらプレゼントらしきフカフカした箱が下に…

それがクッションとなり、ぎゅう子は一命をとりとめたのです

ぎゅう子を救ったのは、クリスマスのプレゼントでした

クリスマス後にツリーを片付ける際、職員がひとつ
落っことして忘れていたのが幸いしました


逆さまの姿勢のまま、クリスマスと新年の祝いの言葉を
呟くぎゅう子…

そして、ぎゅう子に怒られた直人さんたちは、
お詫びのしるしにランチをおごる約束をするのでした…
寅は焼肉をおごると言っていますが、ぎゅう子が
草食獣だということを失念している様子。
その両者の姿を隠れて撮影していたアート・キューブ職員、
事務所2階のカフェをオススメしたかったのですが、
撮影に気づかれるといけないのでグッとこらえました

とにかくこうして…
セリフにまた微妙なダジャレを盛り込みつつ、
スリルとサスペンスに満ちた
もうひとつの干支引き継ぎ式は
何とか無事終了した次第です
