2019年01月18日

こども和太鼓WS発表会 & 黒潮躍虎太鼓公演


先日終了した 「和太鼓ワークショップ」 のご報告を致しますik_20
子ども達のワークショップは昨年11月から始まり、重ねてきた練習は、1月13日(本番の日)午前中のリハーサルも含めれば、合計5回。
練習風景をわたくしカメモト職員はずっと拝見しておりましたが…
子ども達の呑み込みの早さに驚嘆しましたface08
先生の叩いてみせるリズムを真似て、みんな同じように叩いて覚えるのですが、結構複雑なリズムなのに子ども達は事もなげに再現してみせます。
が、中年のC職員には、そのリズムがどうにも記憶できないのですface07
自分の老化を思い知らされると同時に、子ども達の能力の高さを実感しました!!face02





さて、1月13日(日)…発表公演当日。
140人ほどの観客の方々がいらっしゃり、なかなかの大盛況。
ワークショップ参加者のご家族だけでなく、広報誌の記事をご覧になって来館なさった一般の観覧者の人々、和歌浦にたまたま立ち寄った県外からの旅行者の方も…
みなさま、どうもありがとうございましたface05


まずは、子ども達による『黒潮』の演奏face01

よく息が合っています。
腕を高く上げ、素晴らしいパフォーマンスです。

「ヤーッ!」という掛け声が可愛らしく、これは大人には絶対真似できませんik_20
この中から将来もしプロの演奏者が誕生したとしても、この可愛らしい姿をステージで披露してくれるのは、本当に今だけ。
親御さんやお祖父様お祖母様方にとって、本当にかけがえのない晴れ姿だったことと思いますicon06



次に、紀州郷土芸能 黒潮躍虎太鼓保存会のみなさんの演奏です。

ワークショップ講師として子ども達をずっと指導してくださっていた宇治田先生が、大太鼓を激しく叩きます。
ものすごい迫力で叩きまくりik_20

これはすごい…すごい体力です。
C職員が真似をしたら、5回叩いて息切れし、10回で腰をいわすと思われます。
宇治田先生の後ろ姿が男前すぎて、脳天がしびれ、視線は先生に釘付けのC職員。


引き続き、保存会のみなさんによる、さきほどの子ども達と同じ『黒潮』、そして『大地』の演奏。
『黒潮』は、紀州が生んだ豪商・紀伊国屋文左衛門がみかん船で黒潮の荒海を越える姿を描いたもの…とのこと。


このお2人のアクティブな演奏が、なかなかの見もの。

どんな世代の観客の心をもつかむ、非常に魅力的なステージでした。
初めて和太鼓演奏を拝見したわたくしC職員、感激ですik_20



そして、保存会のみなさんと子ども達のコラボレーション。
『和』という曲です。

本当に素晴らしい演奏でしたicon12



最後に、みんなで記念撮影icon22






来場者アンケートには「腹の底に響く迫力で本当に感動した」「見応えがあった」「また観たいのでよろしく」といったご感想がたくさん書かれていました。
喜んで頂けて嬉しく思いますface02
今回、ワークショップ参加者の子ども達は、みんなで25人。
内1人の子は、本番前日の練習の日に「ヒビが入ったんです~」と片手の指に包帯を巻いて来館しましたが(お正月中にケガしちゃったのかな?icon10)、宇治田先生のアドバイスの下、頑張ってもう片方の手だけで見事に演奏してくれましたik_20
当日急用で参加できなかった方が1人いてとても残念でしたが、次の機会にまた参加してくださることを期待していますicon21icon12



  

2019年01月11日

HAPPY NEW YEAR past is past …

既にお正月は終わり…
松が明け、本日は鏡開き。
そんな今頃になっても、まだお正月ネタを投稿しようとする、毎夜お屠蘇(というか、ただの日本酒)を飲んでいるわたくしC職員でございますik_10




あ、その前に、まずはイベントの告知ですicon10
1月のイベント情報にも掲載しておりますが…
1/13(日)は、
和太鼓ワークショップの発表公演 と
黒潮躍虎太鼓保存会の方々の和太鼓演奏会 ですik_20
13時開演、入場無料ですので、どうぞ観覧においでくださいませicon06
なお、お越しの際は、恐れ入りますが、300m南にある有料の万葉館駐車場(片男波公園駐車場)をご利用くださるよう、よろしくお願い申し上げますik_34ik_95ik_95






さて、アート・キューブ玄関の左右には、職員たちが年末に手作りした門松が置かれていますが、受付カウンターにはこのお正月飾りがicon12

アート・キューブの折り紙シスターズ長女(門松を鬼瓦権造のような服装で制作していたP職員)の手作りです。
さすがは器用なP職員、紅白のツバキの花を紙で見事に作り上げました。

黄色いおしべも非常に良くできています。
わたくしC職員は、こういう美しいものを作る能力に著しく欠けているため、シスターズの作品には毎回感心してしまいますface05



これは、自治会長さんがくださったもの。
和歌浦天満宮の干支の置物です。
黄金のアイシャドウを入れるとは、いささかカブキモノっぽい亥ではありませんかface03






では今回C職員は、お正月の間に食べたお雑煮の話題をば…


ユネスコ無形文化遺産に登録されている和食。
現代人の日々の食卓には、純粋な和食がのぼることが少なくなってきています。
それでもお正月ともなれば、お雑煮や御節を用意する家庭は多いかと思います。
C職員は子供の頃、元日の朝、根菜類の煮える香りと白みその芳香を嗅ぐと、大いに心ときめいたものです。
その気持ちは、●十年経った今も変わらず…
アート・キューブには調理室がないので、残念ながらこういう食に関する文化活動では、お部屋をご利用頂けないのですicon07
でも、ちょっとC職員の垣間見たお雑煮の世界をば、ここにご紹介させて頂きます。



これは、2019年1月1日の、C家の雑煮。

小さな椀に無理やり多くの具材を詰め込んだため、いささか暑苦しい風情。
椀の中の構成は、ほぼ和歌山の代表的なお雑煮かと思います。
汁は白みそ、出汁は…私は無精をして市販のだしの素を使ったけど、関西では主にコンブやカツオなのでしょうか。
餅は丸餅。
私の実家では、餅は焼かずに入れ、汁の中で煮て柔らかくしていましたが、この写真は焼いた餅を盛り付けの段階で後入れしています。
青味大根、金時人参、里芋は輪切りに。
薄揚げも入っていますが、実家の母は豆腐も入れていましたね。
トッピングには真菜。
あと、うちの実家では入れていなかったのだけど、和歌山では写真のように青海苔も散らす家庭が多いようです。



これは、その翌日、奈良県十津川村の朝食のお雑煮。

やはり白みそです。
香り高い出汁の風味が、C職員作のものとは段違いに良い。
丸餅は焼いておらず柔らかいけど、とろけて他の具材にくっついたりはせず、美しい佇まい。
里芋と花形のニンジン、そしてミツバが浮かんでいるik_48
古い温泉宿だったのですが、お雑煮だけでなく、他のお食事もとても美味しいところでしたface05


これは数年前のお正月、和歌山県勝浦地区内の宿で頂いたもの。

白みそより、少し茶色がかっているような…自家製の味噌かもしれない。
出汁は…何だろう?もしかして鮎だったり?
このお雑煮の出汁の風味、普段口にする味噌汁とはなかなか異なる味わいで、とても美味だったのです。
餅は、大きな楕円形のような形に作ったものを輪切りにして、それを焼いて入れています。
これは、我が家みたいにオーブントースターでチンしたのではなく、網の上でちゃんと焼かれたお餅で非常に香ばしい。
花形のニンジン、細かく切った薄揚げ、そして白菜も入っていた。
やはり宿を長年切り盛りしているご高齢のご婦人は、ホントに料理上手だなと感激しますik_83
この美味なるお雑煮、間違いなく素晴らしい日本文化であり、芸術であると思います。


これは5年くらい前の元日、山口県湯田温泉で出会ったお雑煮。

お澄ましですね。
餅は、焼いていない角餅。
鶏肉と、銀杏切りの大根。



この他にも、これまでの人生でいくつかのお雑煮体験をしたことのあるC職員ですが、画像と記憶に残っているのはこのくらい…
どこかで、小豆あん入りのお餅のお雑煮を食べたことがあったかもしれないけど、どこの地域だったかな…?
そうそう、先日NHKのテレビ番組で観たところによると、白みそ雑煮は関西圏と四国の一部、赤みそは福井県と三重県の一部、小豆雑煮は中国地方の日本海側あたり、その他の大部分の地域はお澄まし雑煮…とのことでした。
でも、東海地方は赤みそ文化かな?とC職員は思ったのだけど、お雑煮に関してはお澄ましなのでしょうか?
異文化雑煮の人同士が結婚すると、お雑煮の味つけでなかなか揉めたりしそうですねicon05

可能ならば、そもそもの「お雑煮」というものの始まりについてなど、深く掘り下げて書いてみたいもんですが、C職員はそんなに勉強熱心な人物ではないため、まあこのくらいにしておきます。
(NHKの番組では確か、胃腸など疲れた臓器を労り身体を養生するために食べる汁物を「保臓」と呼び、それが「烹雑」に変化し、さらに「雑煮」に遷移していった…と解説していたかと)
現代、交通手段や情報通信手段の発達によって、人々が遠い地域を旅したり様々な情報を入手することが容易となり、お雑煮の異文化交流ができるようになったのは嬉しいことです。
しかし、お雑煮グローバリゼーションの波に飲み込まれ、日本中のお雑煮が交雑し、地域個体群のお雑煮遺伝子が攪乱されてしまったりしないかしら…と、ひとり勝手に心配になるC職員。
日本のお雑煮生態系の多様性がいつまでも保たれるよう、願うばかりです。
お雑煮の交雑というより、「お雑煮そのものが日本人に食べられなくなってしまう」というのが、リアルな日本の行く末かもしれません。
C職員はとりあえず、自分が死ぬまで和歌山のお雑煮を自宅で守り続けることにしますが、あと10年くらいしたら、餅はノドに詰めぬよう細かく切って入れたほうが良いかしら…




そうだ、C職員は年末から緩衝材で七福神を作ろうとしていましたが、布袋さんを作り、恵比須さんを作りかけたところで、えべっさんも今日で終わりとなってしまいましたface07

これは、布袋尊(のつもり)。

こっちは、のっぺらぼうですが、恵比須天の制作途中の姿…
鯛と釣竿を作ってくっつける予定でしたが、もう時間切れで撃沈ですicon15




  

2019年01月04日

新年のご挨拶


          icon12  新年おめでとうございます icon12



          
          旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り

          まことに有難うございましたface02
          
          この2019年が輝かしい年となりますようにicon12

          皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げますik_94

          本年も何卒よろしくお願い申し上げますik_20





                        ik_18 和歌の浦アート・キューブ スタッフ一同 ik_18






これは、12月31日の16:57頃?に、アート・キューブの対岸というか、浜の宮海水浴場から、マリーナシティの方の水平線を撮影したもの。
平成最後の年末の日の入り…ニューイヤーズイヴ・サンセットでございます。

なお、アート・キューブ前は初日の出ポイントらしく、毎年多くの方がご来光を見にいらっしゃるそうですicon01


そして、元日の初日の出ではないのですが…
これは、1月2日の明け方、奈良県十津川村で撮影した空。
月に寄り添う輝かしい星は、ネットで調べたところ、どうやら金星のようです。
金星といえばヴィーナス、愛と美の女神icon12

これが「明けの明星」というやつですかik_20
天体に興味も知識もないわたくしC職員、普段そんな時間に空を見上げることなんてないのに…
驚くほど明るく輝く星で、鋭く研ぎ澄まされたように細い三日月(この状態は三日月と呼ぶのでいいのかな??)との組み合わせが、なんとも美しく絵になる光景でした。

なんだか縁起が良さそうな気がしたので、写真をブログに載せてみました。
C職員の撮影なんで手ブレしているけど、もっとキレイにバシッと撮れればよかったな~
でも、今年はよい年になりそうですicon06



  

Posted by 和歌の浦アート・キューブ at 11:09Comments(0)★スタッフのつぶやき