2022年07月24日

8月のイベント情報!






このサムネイルをクリックすると、鮮明画像が拡大表示されます。
カラー画像が見えにくい場合はモノクロ版をどうぞ。
(左がカラー版ik_60、右がモノクロ版ik_62






8月開催のイベントはこの2つface02
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8/25㈭
ik_18 ピアノコンクール録音会

※関係者の方のみの催しで、一般の方は観覧や参加はしていただけませんik_48


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8/27㈯ & 8/28㈰
ik_18 い つ わ り の 漆 器
  -私は
を塗りこめたい-


演劇という文化の道で和歌山と全国をつなぐ「演劇街道きのくにプロジェクト」さん。
今回の公演は、和歌山県の伝統工芸品である紀州漆器をストーリーにちりばめたラブ・サスペンスik_20
[A]と[B]のダブルキャストでの公演です。

出演者情報等の詳細は、右側画像か下記ページをご覧ください。
https://stage.corich.jp/stage/149750

なお、チケット(前売券3000円)は当館窓口でも販売中icon30
尼崎公演(8/6 & 8/7)と和歌山公演(8/27 & 8/28)どちらもお取り扱いしております。
尼崎公演は中止(延期)となりました。


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Posted by 和歌の浦アート・キューブ at 17:56Comments(0)★自主事業イベント月夜の祭典★イベント開催予定

2022年07月18日

「山田のリアルな飯画展」&「リアルな塗り絵教室」のご報告!


「写実絵師」「めし絵師」としてご活躍中の
山田 めしが 先生
和歌の浦アート・キューブとの共催事業の
開催ご報告をいたしますface02








「山田のリアルな飯画展」
開催前夜の設営完了後…
アート・キューブ展示室D1に、100を超える多くの飯画たちが並んでいますik_26ik_27ik_32ik_31ik_28
この展示会のサブタイトル「写真ちゃうん?絵なんやいしょ。」の通り…本物のおいしそうな料理の写真にしか見えないface08
これが全部、ポスターカラーで描かれた絵だなんてicon10



設営作業後の当館スタッフの空腹を刺激する、罪深き飯画たちよ…face07
終業後のスタッフたちが、急いで帰宅し夕食をがっついたことは言うまでもありませんicon16ik_30


「飯画」ではない作品もたくさんありましたface01
この下の画像のカワウソさんや「恋するパンダ」(タイトルも最高face05)などの動物写実画は、今回なんと「飯画」を超えるほどの大人気だったとかicon06


めしが先生の絵は、出来上がった飯画作品だけではなく、その制作工程も必見なのですik_20
圧巻だった動画のひとつが、「キノコのホイル焼き」の調理工程の一部始終を描いたもの
スーパーで買ってきた袋入りシメジとエノキとマイタケが、めしが先生の手により袋から出され、カットされホイルに包まれ、そしておいしそうにジュワジュワに焼き上がって…
その変化していくキノコの各段階を、先生は逐一写実画として描き留め、それをひとつの動画にまとめたのです。
つまり、キノコの生涯を描いた壮大なる連続画ですね。
さながら…熊野の曼荼羅の中に描かれている、人間の誕生から死までの「人生の坂道」の絵解きを見るかのような感慨をおぼえます。
制作時間は合計で100時間を超えたというその大作、皆さまもぜひ一度YouTube動画でご視聴くださいicon13
このブログでは小さな写真でしかご紹介できていない素晴らしい作品の数々は、全てめしが先生がご自身のSNSで公開なさっています。
当館展示会場では「飯画Tシャツ」等の物販はなかったのですが、ご希望の方はwebで購入できるそうですik_73


先生の作品を見ていて気付いたこと。
「卵」の絵が…多いik_52
「卵率」が高い。確実にik_20

思い切ってめしが先生に直撃インタビューしたところ、先生はご自身の「卵愛ik_52icon12を告白してくださいましたik_09
「卵は食べるのも、描くのも大好きface05」と。
確かに飯画のモチーフとして、卵は非常に優れている気がしますよねik_20
「現役の調理師」という、もうひとつの顔もお持ちのめしが先生。
実は今回のインタビュー時、煮卵レシピを先生から伝授していただきましたicon21
(飯画展ポスターの右上の絵の、豚角煮の隣にある卵)
あの「煮卵飯画」を「実際の料理」として再現すべく、後日、当館スタッフが調理を実践してみましたik_20
このブログの末尾にそのレシピと煮卵画像を掲載しましたので、皆様もぜひお試しくださいませface02



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7/1㈮~7/3㈰の会期中、ご来場者はひっきりなしik_55ik_55ik_55ik_55ik_55

会場のあちこちで「すごい~face08」「本物にしか見えないik_20」という感嘆のお声がface03
そろそろ夏バテによる食欲不振が心配な季節ですが…
会場を後にする時には、皆さま胃袋の動きが活発化されていたのではik_19
実際会期中は、「近くに飲食店はありますか」と事務所に尋ねてくる方が多かったような。
人々の食欲増進に寄与する有意義な展示会であったと、当館スタッフ一同自負しておりますicon12

会場には、ゴージャスなぬりえ画材セットも。
先生が用意してくれたものですface01



同時開催の「塗り絵教室」は、展示最終日の7/3㈰の午後からでした。
この画像は、ワークショップ前に腹ごしらえをする当館スタッフの昼食。
(スーパーで買ってきた天津炒飯withから揚げ)
めしが先生の名刺のすき焼き飯画をオカズにして食べたので、たいへん食が進みましたface02
  ↓

でもこれ…
並べて写すと、一体どっちが本物でどっちが絵なのか、区別つかないんですけどik_20face08

本物以上に本物な絵。
本物よりおいしそうな絵。
この上なき写実画であるめしが先生の飯画だけれど…
でも「リアリズム」には、いくらかの「デフォルメ」も内包されているもの。
食材のツヤツヤした質感や、煮汁のトロリとした照り輝きなどを描く際は、実物以上に強調する部分も必要となります。
そうすることで絵は命を吹き込まれ、写真を超えることさえできるのですicon21

先日めしが先生が出演されたテレビ和歌山の番組で、漫画家のマエオカテツヤさんもこうおっしゃっていました。
「そのままではシズル感が出ないから(強調して描く)」
めしが先生もこう答えていました。
「(そうできるのは)アナログならでは」
絵画に精通した人同士の対談で語られた、実に興味深いお話でしたicon12



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さてik_20
「山田のリアルな塗り絵教室」
のはじまりicon21





そう、題材はきつねうどんface02

これが先生の「きつねうどん」飯画作品icon12


受講者の皆様の手元には、教材となる「続 たのしい飯画ぬりえ」が。
きつねうどんのページには、先生のきつねうどん飯画見本と、そしてぬりえ用のデッサンが掲載されています。
先生の飯画はポスターカラーで描かれていますが、このワークショップでは色えんぴつでの着色となりますik_16

※募集期間中、お電話でのお問い合わせに対し、「ポスターカラーを使う」と当館側が誤ったご説明をしてしまいました。
 お詫びして訂正いたしますik_75


色えんぴつは、塗る時の力加減で微妙なニュアンスが出せ、修正もしやすい。
「まずは色えんぴつを使えてこそ、なのでface01」と先生。
ぬりえ入門には必須の画材のようです。



そして、使うのはこの5色のみik_20
先生ご自身も色えんぴつで飯画を塗る際は、ほぼこの5色しか使わないそうです。
絵の具は「混ぜる」ことによりどんな色でも作れますが、色えんぴつも色を「重ねる」ことで、様々な色調の表現が可能ik_73
なお、三原色のうち「青」を使わないのは、「飯画」にほぼ必要ない色だから…のようです。


この日の参加者は、全員女性ik_46
先生は画像内のセリフのように、お化粧に例えてわかりやすく表現されていました。
そう確かに、絵にもメイクにも共通するものがあります
ぬりえが上達すれば必然的にメイクも上手になるはずicon12



皆様、夢中で取り組んでいます。
小学生の方が3名いらっしゃいましたが、みんなお上手ik_20
絵が大好きなのがよく伝わってきますface02




隣り合わせになった色同士はなじませ、ナチュラルに
グラデーションはリアリズムを出すために不可欠。
なお先生のご指導では、「白」の色えんぴつも使いませんでした。
「白」の表現に関しては、「白い用紙の地色を残す」か「消しゴムで色を消す」という方法で行っていました。


ネギの着色の際、先生は飯画制作における重要なポイントに言及されたと思いますik_20
(画像内のセリフ↓ご参照のこと)


キレイ過ぎるネギの緑を茶色で汚してリアル感を出す
それにより、ニセモノのネギを本物にすると…
これは…メモ必須ですねik_20ik_08
つまり…「茶」は、リアルな飯画に不可欠な色
この極意が伝授された瞬間を、当館スタッフは見逃しませんでしたik_96


そして「茶色」といえば…当館スタッフは、こうも思っています。
「本当に旨い食べ物は、たいてい茶色だik_20と。
めしが先生が「青」色えんぴつを飯画に使わない理由は、このへんにあるような気がするのですface01
Instagram流行の初期は、ただただ色鮮やかな「映え」がもてはやされたものです。
しかしそのインスタ界でさえ、そろそろ中身志向な「茶色い料理写真」投稿が増えはじめているとか…
もしや茶色の時代が到来しているのかik_19


色えんぴつ画の場合、塗る時のペン遣い次第で、様々な色調や質感の表現ができます。
たとえばカマボコの縁のピンクの部分を塗る時も、わざわざ「ピンク」の色えんぴつを使う必要はない。
「赤」えんぴつを繊細に操ることにより、ピンクを表現する。
まずはこうした表現技術を身につけることが大事なので、めしが先生は色えんぴつを画材に選定されたのですik_96


さあ、ぬりえ教室ももう終盤…



 ↑
この画像の右に写っているのが、めしが先生のお手本。
それを見ながらぬりえに取り組んでおられる方の作品(左)も…う~ん、素晴らしい出来ですicon12


きつねうどんを入念に塗りこんでいる方々がいる一方、早くも別のページの制作(ウナギ蒲焼も茶色くておいしそうicon06)に進んでいる方も…
皆様それぞれですねface03


そして…作品完成ik_20
最後に、できあがった作品を鑑賞し合いましたik_83
どれもとてもよい作品に仕上がっていましたik_94


めしが先生のユーモラスなキャラクターに触れ、皆様楽しそうface05
ワークショップは和やかな雰囲気のうちに終了しましたik_21ik_24



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子どもの頃から、絵を描くことも食べることも好きだっためしが先生。
そして自分が食べること以上に、料理を作るのがもっと大好きだというめしが先生。
「祖母も母も料理好き」ともおっしゃっていました。
食べ物への愛情、料理を食べてくれる相手への愛情に満ちたご家庭だったのですねface05
めしが先生のご家庭で代々受け継がれた愛情は、先生ご自身が苦手だという食材(イクラとか)さえもおいしそうに描き上げていることからも窺い知れますface01
この食と人への愛こそが、飯画のルーツなのに違いありませんicon12


「食」は「文化」であり、「食」は「芸術」であるik_20
当館もそのように、カルチャーやアートとしての「食」のもつ可能性に思いを馳せることはありました。
しかし残念なことに、アート・キューブには調理室の設備がない…
ゆえにこれまで、食にまつわる文化芸術活動にはご縁のなかった和歌の浦アート・キューブicon07
しかし山田めしが先生の切り拓いたこの「飯画」というアート分野をもってして、ついにik_20食とアートは手を取り合いましたik_86
そしてこのたびアート・キューブD1展示室に、飯画の光が燦然と降り注ぐこととなったのでしたicon01ik_70icon12


この「リアルな飯画展」および「リアルな塗り絵教室」
山田めしが先生のご協力の下、またアート・キューブで開催させていただく予定ですface02
今回、展示会場内でのワークショップ同時開催ということで、最終日は会場が手狭な感じでした。
(今回はテレビ取材もあったし、我々スタッフの動きがご来場者様の会場への出入りのお邪魔だったかもik_75
来年度はそうした点を改善し、さらにパワーアップした展示会&ワークショップにしたいと考えておりますicon21
どうぞ次回の「飯画」もご期待くださいねface05



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さて、前述のめしが先生直伝レシピで作ってみた煮卵はこれですik_20



いかがでしょうik_19
先生の煮卵飯画とそっくりな出来上がりで大満足ですicon06

先生のお話し通りに書き出したレシピはこれik_20
 ↓

クリックすると大きくなりますface01

皆様もぜひik_20



  


2022年07月02日

チョークアート展とワークショップを開催します!

チョークアート教室
満席になりましたik_20
多くのお申し込みをありがとうございましたik_70









こちらをクリックすると、クリアな画像が拡大展開します。




藪上 陽子(yabugami yoko) 先生
チョークアート展 & ワークショップ

のご案内ですik_20

今年は7月の最終週に開催しますface02

毎年会期中、当館展示室D1がたいへん賑わう催しですik_64
愛くるしい動物たちを中心とした、ユーモラスでストーリー性あふれる
藪上先生の作品は、いつまで見ていても見飽きないですねicon06

ワークショップも大人気ですから、参加ご希望の方は
募集開始時間すぐにお電話をik_20icon29ik_95




※以前開催した藪上先生のワークショップの様子は、
 この過去記事をご参照ください。






今回の展示会とワークショップの開催日時等は以下ですface01
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ik_18チョークアート展
 ●開催日時 7/25㈪~7/31㈰
          ※7/26㈫は休館
         10:00~16:00
          ※最終日は17:00まで
 ●入場料   無料
 ●会 場    展示室D1



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  同時開催ワークショップ
ik_18チョークアート教室
    ※事前お申し込みが必須ですicon29
 ●開催日時  7/30㈯ & 7/31㈰
        13:00~15:00
 ●参加費   1,700円(材料費・保険料込み)
 ●会場    展示室D1
 ●募集期間  7/11 ㈪ ~ 7/21㈭

          (受付期間中 毎朝10:00~
           ※ただし、火曜日(7/12・7/19)は休館日となります。
          先着順
 ●募集方法  電話のみ で受付
 ●募集人数  各日 6名 ずつ

          (計12名)
          ※ご参加は小学生以上
          ※低学年のお子様には保護者の付き添いをお願いいたします




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 ●お問い合わせ・お申し込みは…
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和歌の浦アート・キューブ
(公益財団法人 和歌山市文化スポーツ振興財団)
icon29073-445-1188icon29
  ※火曜日(7/12・7/19)は休館日です。
    お申し込み時はご注意ください。