2024年07月04日
アウトリーチ実施のご報告

専門家を派遣し、出前授業を実施する恒例の「アウトリーチ事業」が7月3日、地元の市立和歌浦小学校で開かれました。当館が地域貢献の一環として取り組んでおり、当館でクレパス画の講座を持つ洋画家の土井久幸さんが講師として教壇に立ちました。
2年生24人と5年生23人が受講し、2年生のテーマは「シュールな絵を描こう!」。山より大きな砂時計やブランコに載っているパイナップルといった「んなアホな」と思わせる絵です。土井さんは「風景と物を組み合わせると、描きやすい。何描いてもええよ」と声掛け。2年生は図鑑を見ながら、「森に棲むサメ」「家より大きなアルマジロ」「雲より高い竹」など自由な発想で鉛筆を走らせました。

一方、5年生のテーマは「イメージを描く」。例えば、炭酸飲料の缶をモチーフに選ぶと、ふき出る泡も一緒に描くという内容で、連想し感じたことを表現します。土井さんは「まずはモチーフを決めて、はみ出るぐらい大きく描いて。次に背景を決めて」とアドバイス。ランプ、空き瓶、リンゴなど土井さんが持参した物を参考にしたり、想像を膨らませたりして画用紙に向かっていました。

両学年の児童ともクレパスで色を塗った後、絵の具で仕上げます。「白い所を残さず、いろいろな色を使ってみよう」といった指導を受けながら、真剣に取り組んでいました。授業後、土井さんは「面白い絵がたくさん出来上がりました。いい感じに描けていましたよ」と評価していました。

児童の作品は11月に当館で開かれる「みんなの文化祭」で展示される予定です。
※クレパスは「サクラクレパス」の登録商標です







児童の作品は11月に当館で開かれる「みんなの文化祭」で展示される予定です。
※クレパスは「サクラクレパス」の登録商標です


