2024年03月29日
苔テラリウムづくり教室開催ご報告


教室では、必要な材料が用意され、まずは土の入ったガラスポットに、多様な形をした石を選んで置きます。講師は「石ばっかりにして、石テラリウムにしないように」と声掛け。ハケで土に傾斜を付けたり、大小の石の配置により遠近感を出すなど工夫を凝らします。水をかけて全体を固定した後、川や道に見立てて青や白色の化粧砂を散りばめます。「手前で幅を広げ、末広がりにした方が見栄えが良いですよ」「砂をかくと、下の土が出るからダメですよ」などさまざまなアドバイスに、受講生は耳を傾けながら作業を進めます。

最後に主役の苔の登場です。カサゴケやタマゴケなど形状や毛並み、色合いの異なる8種類から好みに合わせて選択し、苔の組み合わせで立体感を醸し出します。受講生は全体のバランスを考慮しながら、形を整えた苔をピンセットで慎重に移します。「苔を使い過ぎてジャングルみたいになった」と笑い声も起きていました。

受講生は作品の出来栄えに満足そうで、「初めての体験でしたが、先生に分かりやすく教えていただき、なんとか完成させました」「すごく楽しく、かわいい作品が出来てうれしかった。大切に育てます」と喜んでいました。
受講生が制作した「苔テラリウム」

