2024年03月29日

苔テラリウムづくり教室開催ご報告




 当館で初の企画となる 「手のひらサイズの苔テラリウムづくり教室」が3月23日に開かれました。苔テラリウムは透明フタ付きの小さなガラスポットに用土や化粧砂、石などと合わせて苔を育てるもので、癒しのインテリアとして人気を集めています。管理が簡単な上、自分の感性で情景を作り上げる魅力もあります。講師は、地元で苔に関するワークショップを開催している紀州苔むす芽さん。賑やかで楽しい講座となりました。ik_72         
 教室では、必要な材料が用意され、まずは土の入ったガラスポットに、多様な形をした石を選んで置きます。講師は「石ばっかりにして、石テラリウムにしないように」と声掛け。ハケで土に傾斜を付けたり、大小の石の配置により遠近感を出すなど工夫を凝らします。水をかけて全体を固定した後、川や道に見立てて青や白色の化粧砂を散りばめます。「手前で幅を広げ、末広がりにした方が見栄えが良いですよ」「砂をかくと、下の土が出るからダメですよ」などさまざまなアドバイスに、受講生は耳を傾けながら作業を進めます。ik_49
 最後に主役の苔の登場です。カサゴケやタマゴケなど形状や毛並み、色合いの異なる8種類から好みに合わせて選択し、苔の組み合わせで立体感を醸し出します。受講生は全体のバランスを考慮しながら、形を整えた苔をピンセットで慎重に移します。「苔を使い過ぎてジャングルみたいになった」と笑い声も起きていました。ik_40
 受講生は作品の出来栄えに満足そうで、「初めての体験でしたが、先生に分かりやすく教えていただき、なんとか完成させました」「すごく楽しく、かわいい作品が出来てうれしかった。大切に育てます」と喜んでいました。
 

                   受講生が制作した「苔テラリウム」













  


Posted by 和歌の浦アート・キューブ at 13:47Comments(0)苔テラリウム苔テラリウム教室