2025年05月23日
クレパス画教室開催のご報告

地元在住の洋画家、土井久幸さんを講師に迎えた「クレパス画教室~印象派のタッチで風景画を描こう~」が5月21日に当館で開かれました。募集定員いっぱいの受講生15人が、森に囲まれたフランスの運河の景色を描いていました。
土井さんは絵画教室を主宰し、和歌山ゆかりの芸術家に贈られる大桑文化奨励賞(大桑教育文化振興財団主催)を受賞。クレパスの色合いを生かした「情景画」が評価されています。再三、渡仏し、今回の題材も土井さんが実際に訪れた場所です。
受講生はまず、「転写」という技法で、キャンバスにレンガ造りの橋や水面、船舶などの輪郭を写し取って、構図を完成させます。続いて、木炭で濃淡をつけて塗り込んだ後、クレパスで色を付けていきます。
テーマとなっている印象派の特徴は光や色彩の変化を大胆に取り入れ、モネやルノワールが代表的な画家として知られています。土井さんは印象派のタッチについて「光と陰を描き分けることが大切で、今回、下地の色は、暗い所は茶、光が当たっている所は白。その上に、暗い所は青、光の部分は黄を重ねて」「色の濃淡を出すため、点描を用いて」などと説明していました。
受講生はペインティングナイフで塗った色を削ったり、油彩画用液を使って色をなじまたりといった独特の技法を学びながら、クレヨンを走らせました。土井先生は一人々々を見て回り、「ええ感じに仕上がっています」などと声掛け、質問にも真摯に応じていました。約4時間かけて作品を完成させた受講生は「初めての参加でしたが、楽しく描けました」「きちんと丁寧にご指導いただいて良かった」「作品の出来上がりに大満足」と感想を寄せていました。
※クレパスは「(株)サクラクレパス」の登録商標です
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