2024年06月02日

クレパス画教室開催のご報告





 洋画家の土井久幸さんを講師に迎えた人気講座「クレパス画教室~クラシカルな表現を楽しむ~」が5月22日に当館で開かれました。土井さんが訪れたフランス・アルザス地方の街角を題材とし、受講生はアドバイスに耳を傾けながら、欧州らしい陰影感に満ちた風景を描いていました。
 
 土井さんは地元で絵画教室を主宰し、和歌山ゆかりの芸術家に贈られる大桑文化奨励賞(大桑教育文化振興財団主催)を受賞。全国各地で個展を開催しています。クレパスの色合いを生かした個性的な「情景画」が高く評価されています
 
 受講生はまず、「転写」という技法で、キャンバスに建物や噴水、道路などの輪郭を写し取っていきます。木炭で濃淡をつけて塗り込んだ後、クレパスで色を付けていきます。
 
 テーマとなっているクラシカルな表現について、土井さんは「影の色は黒が基本ですが、黒では画面が濁るため、茶色と青色を混ぜて重ねてください」「全体を茶色でぼかしていくとクラシカルな風合いになります」と説明。制作途中の受講生の作品を見て、「空気感が良く出ていますよ」などと講評していました。
 
 ペインティングナイフで削ると、最初に塗った下地の白色が浮き出て光が当たった部分に見えるなど受講生はクレパス画の技法を学びながら、緻密な作業に取り組み、最後に定着スプレーを振りかけて完成。受講者は約5時間をかけた力作に満足そうな表情で、「本格的に教えてもらって本当に楽しかった」「初めての体験でしたが、説明も良く分かったし楽しく制作できました」と感想を寄せていました。土井さんは「みなさん良い感じの作品に仕上がりました。絵画は描き忘れがあっても個性。失敗を恐れずどんどん描き進めてほしい」と話していました。

※クレパスは「(株)サクラクレパス」の登録商標です