2019年04月01日
ついに新元号発表さる!!
新元号… 『 令 和 』 なのですね
号外をバラまく代わりに、新年度一発目のブログ更新をするアート・キューブでございます
新年度と改元後の新時代が輝かしく平和なものであることを祈念しつつ…
本日は、アート・キューブに訪れた春のいぶきをば、みなさまにお届け致しましょう
キューブD1の向こうにある桜の木の画像です
遡れば、昨年の3月末も、わたくしC職員の先輩のP職員が桜を撮影してブログ掲載していましたが、その時のほうがかなりキレイに撮影できていました
C職員が今回カメラをかついで行った日はどうも風が強く、いい感じに撮影できなかったのです…
まずこれが、手前にある一重咲きの桜。
3月中頃から咲いていました。
楚々とした佇まいで、こちらのほうがC職員は好みです。
こちらは奥にある、八重咲きの桜。
たぶん3月下旬からの開花だったと思われますが、3/30頃、気づいたら咲いていました。
これもたいへん可憐な桜です。
どちらも花柄から先が項垂れがちであり、美貌と謙虚さを兼ね備えた桜の木なのでございます
一重桜の幹に付着していたカマキリの卵鞘。
ちょっと検索してみたところ、たぶんハラビロカマキリの卵かと…
5月頃、かわいいカマキリの幼虫たちがワラワラと孵化してくることでしょう
そしてこれは、わたくしC職員制作の桜の花。
前回の桃だけで懲りず、またしても「生命ある花だけが所有しうる絶対的な美」に挑んでしまったC職員
ま、言うまでもなくC職員の完敗なのですが、ただただ愛おしき桜花へのオマージュであるということでご容赦願います。
で、これまた懲りずに、メイキングレポを以下に少々掲載致します
まず、アート・キューブ事務所裏に落ちている松葉を拾ってきて、葉を少し短くちょん切ります。
桃の時と同様、松葉を花柄(枝と花をつなぐ細い茎のような部分)に仕立てるわけですが、梅や桃とは違い、桜の花柄は長いです。
だから、ちょん切るのはほんの少し、整える程度です。
その松葉に、緩衝材をちぎったものを、画像のようにくっつけます。
この緩衝材が、桜の咢筒の基礎部分となります。
あ、咢や花弁の素材写真を載せます。
このコンビニの紙おしぼりを袋から出して乾燥させ、アクリル絵の具を溶かした水溶液にチャポンと浸し、一晩乾かすのです。
まだ使えるおしぼりをわざわざ乾かすのではなく、長年使い忘れて放置していて乾いてしまったものを利用できれば、なお良し。
濃いピンクに染まったものが、咢となります。
その下にある薄ピンクに染まったほうは、花弁になります。
咢用の濃いピンクのおしぼりを、この画像のように火焔型土器みたいな形にハサミで切り抜きます。
単色では感じが出ないので、色鉛筆で色調に微妙なニュアンスを加えます。
それを、緩衝材の上に貼り付けます。
これで、桜の花の花柄と咢の出来上がり。
これは、花弁と、めしべ、おしべ。
桃の時とほぼ同じ要領で作りますが、桜の花弁の先端は割れているのが特徴だったりして、桃とは少し違う部分もあります。
薄ピンクに染めた紙おしぼりを花弁型にハサミで切り抜き、花の基部に近いあたりを色鉛筆で少し濃く塗ります。
その基部あたりを真ん中でタテにキュッと折り目づけると、さらに花弁っぽくなります。
今回の桜のめしべは、桃の時よりももうちょっと実物に近い形状に作ってみようと試みました。
めしべの先端は「柱頭」と呼ばれる部分なのですが、よく観察すると、シャワーヘッドの先っぽみたいな形…と言ったらよいのでしょうか?
桜のように小さい花だと見えにくいですが、例えば大きなハスの花を思い出して頂けばわかり易いかと。
花弁が散ってめしべだけになったハスの花は、上を向いたシャワーヘッドか、あるいはアシナガバチの巣みたいですよね。
そういう形状を表現してみたく思い、絵の具を塗り重ねてめしべの先を太くしてから、一番先端をパスッとハサミで切断しました。
そこに透明のマニキュアを塗って、めしべの完成。
ハチの巣状のブツブツや、柱頭と花柱の間のくびれまでは面倒で作っていませんが…
で、あとは桃の時と全く同様に、花を組み立てていきます。
咢の真ん中に接着剤をつけ、出来上がっためしべを挿し込んで立てます。
花弁を5枚付け、最後に瞬間接着剤でおしべをくっつけたら、桜の花の出来上がり…
果たして、マネして作ってみたいと考える方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、もしよろしかったらご参考にどうぞ