2022年05月25日
音楽祭2022のご報告☆
5/8㈰に開催した
和歌の浦アート・キューブ
音 楽 祭 2022
のご報告です
当日はこの写真のように、晴天に恵まれました
気持ちのいい季節ですね
でも…暑い
陽射しの強い中でしたが、こんなに多くの皆様が集まってくださいました
芝生広場特設ステージでの演奏は、13:30開演
(13:00開始だと思って早くに来てくださった方々、お待たせして申し訳ありませんでした)
和歌浦湾に鳴り響くファンファーレ
リハーサル時のファンファーレ画像がバシッと撮れていたので、それも掲載します
演奏はWBB(和歌山ブラスバンド)さん。
『和歌の浦アート・キューブ音楽祭2022ファンファーレ』は、この音楽祭開催を記念して作曲してくださったもの
「音楽でつながるコミュニケーションづくりの音楽祭」という本事業の趣旨をイメージした、以下のような構成となっています。
まず1つの音から始まり
(1つの小さなことから始まり)
・
やがて音はバリエーションを持ち
(1つのことが色々な変化をしてゆき)
・
その音を土台とした和音で終わる
(そのことを土台として音楽祭が作り上がる)
なんて素敵なファンファーレ
ありがとうございます
W.A.cube ブラス
「アート・キューブ音楽祭」の企画を主導してくださる林哲也さんをはじめとする、5名の方々で結成されたブラスバンド
『アメイジング グレイス』など数曲を、円熟した演奏で聴かせてくれました。
「ブラスバンド」と聞くと、大編成の吹奏楽団をイメージしやすいものですが、4~5人くらいのバンドもとても素敵ですね
ご来場者アンケートにも、「こういう少人数の吹奏楽グループもあるんだと知れて良かった」というお声が。
最後の演奏曲『マイ ウェイ』に関するW.A.cube ブラスさんからのコメントを紹介します。
この音楽祭を切っ掛けに結成され、色々なジャンルに対しても自分達のスタイルを変えないで進んでいく気持ちとして演奏…と言いたかったのですが、とある曲が長すぎたので急遽差し替えた曲です(;^_^A
布施明さんの歌唱とはまた違った味わいで…
胸打たれるブラスの名演でした
アンケートには、この『マイ ウェイ』という名曲への思い(ご自身のご結婚時のエピソード)を寄せてくださった方も
クラリネットカルテット(仮称)
クラリネット大好きな女性4重奏チーム
結成以来2年間、チーム名をどうするかという件でずっと議論が続いているとのこと
しかし今回、素敵なチーム名候補がいくつもアンケートで寄せられました
アンケートには他にも、「バスクラリネットを初めて見た。低音で素晴らしい」「『故郷の空』の演奏がめっちゃかっこよかった」といったお声が。
ご出演後のクラリネットカルテットさんからのコメントを紹介します。
『故郷の空』をどうしても演奏したくてクラリネット用の楽譜を探しましたが見つからず…。。
他の楽器の楽譜からクラリネット用にアレンジして演奏しました!
素敵なチーム名も沢山考えてくださり、ありがとうございました!
メンバーで相談して決めさせて頂きます!
『故郷の空』はスコットランド民謡で、誰もが知るメロディですね。
このメロディに載せて歌う歌詞は、日本では教育唱歌版やドリフターズ版など、様々なパターンが。
クラリネットって、とても芸達者で変幻自在な楽器だなぁと思います。
時にはユーモラスに、時には郷愁を漂わせ…
様々な曲調を歌い分ける名歌手、クラリネット
クラリネットのハーモニーで奏でられた『故郷の空』を聴いていると、麦畑でスキップを踏む恋人たちの情景が浮かんできました
サックスカルテット コロン
結成もうすぐ4年のコロンさん
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種のサックスの音色に多くの観客の方々が魅了されたようです。
サックスの音色って、どこか人間の歌声を思わせるエモーショナルな響きだなぁ…と感じます。
クラリネット同様、サックスという楽器も素晴らしき歌い手です
「コロンさんの演奏に、目と耳がクギヅケになりました」等のアンケートご回答が多数。
ソプラノサックスやバリトンサックスは、我々一般人には初見の楽器
拝見するだけでも勉強になります
ジブリの曲などで、その音色を存分に楽しませていただきました
ご用意してくださった室内楽用の演奏曲を本番では屋外演奏でお願いすることとなりましたが、素晴らしく吹きこなしてくれました
コロンさんから頂いたコメントを紹介いたします。
明るく楽しい色んな世代の方に喜んでいただけるような選曲をしてみました。
これは、最後の『ラ・ラ・ランド』のことですね
2016年公開の同タイトル映画の曲。
ミュージカル映画の音楽だからか、ダンスパフォーマンスも交えた演出が似合いそう
その躍動的な世界観を、コロンさんは4種のサックスだけで見事に表現してくれました
WBB(和歌山ブラスバンド)
和歌山の音楽好きの若者たちで結成されたブラスバンド
メンバーには和大の現役学生さんもいらっしゃいます。
今回、吹奏楽を代表する名曲である『アルメニアン・ダンス パートⅠ』を演奏してくださいました。
WBBさんのコメントを紹介します。
吹奏楽で有名なアルメニアンダンスをどうしても金管楽器だけでやりたくてみんなに練習してもらいました!
団員は皆聞いたことがある曲なので案外いけるのでは無いかと思っていたのですが、木管がやっているパートを演奏しなければいけないので大変でした、、
木管すごい!!笑
動画サイトで、色々な楽団によるこの『アルメニアンダンス』の演奏シーンを視聴してみると…
壮大かつ繊細な曲構成で、多彩な楽器たちが各パートでそれぞれに主役となって演奏しています。
なるほど、確かにこんな交響曲のような作品を金管楽器だけで奏でるのは大変そうな気が
でもとても楽しい演奏でした
アンケートにも「楽しくてワクワクしました」というご感想が。
パーカッションの人が素手でシンバルを叩く姿に、我々スタッフは目が釘づけ
(その奏法、初めて見ました)
生演奏を見ることによって得られた、我々の学び?でございます
↑ ↑ ↑ ↑
芝生特設ステージでの演奏は以上4組でした。
後半はホール内にて…
音楽祭では生演奏の他にも、キューブB1で株式会社ドルチェ楽器さんによる
楽器類の展示 が行われました。
また、アート・キューブ2階のカフェマーレライさんでは、
音楽祭当日限定のカラフルパフェの販売が行われ…
数時間で完売
さて、後半の多目的ホールA内での演奏は、15:15開演
ホール奥の舞台上で演奏し、客席はホール内と芝生広場に設けました。
和歌山大学吹奏楽団
「和歌山と奏でる」がモットーの、和大吹奏楽団の皆さん
2回生9名、3回生7名、4回生1名の計17名での演奏。
人数が増え、さらにホール内での演奏なので、やはり迫力がすごい…
演奏曲は『銀河鉄道999』のテーマ
演奏後の和大吹奏楽団さんのコメントをご紹介します。
この曲は、タイトルの通りアニメ『銀河鉄道999』の主題歌で、列車が宇宙を飛び交う様子が頭に思い浮かぶような力強い1曲になっています。
金管楽器と木管楽器の音色の対比、そして、それらを支える打楽器とのハーモニーをお楽しみいただけます!
そう、この曲は…私が小学生の頃に生演奏で聴いて胸ときめかせたことのある、私にとっての吹奏楽の代表曲のひとつ
(40代当ブログ担当職員談)
現代の若者にもこうして演奏されるとは…
数十年の時を超えても、永遠に色褪せぬ名曲
そしてこの日、新たに心に刻まれた名演
アンケートには「和大の演奏が楽しかった!」という回答が多数。
学生さんたちの中には、県外ご出身の方もきっといらっしゃるかと思います。
和大を卒業なさっても、「和歌山と奏で」続けてくれる若い方がたくさんいらっしゃればいいなと願っています
海南市立第三中学校吹奏楽部
「今このときを大切に、笑顔あふれる三中サウンド」が目標の海南市の三中吹奏楽部さん
アート・キューブのコンパクトなステージ上から、36名のメンバーが大迫力の演奏を披露してくれました
『さくらんぼ』で始まり、『アラジン』セレクションに続き…
そして観客層に合わせて毎回内容を変えるという「三中ヒットパレード」では、今回はアート・キューブに集まってくれた人々のため、『残酷な天使のテーゼ』『夢をかなえてドラえもん』『マツケンサンバⅡ』の3曲をチョイス
次々と楽しい曲が演奏され、観客の人々も我々スタッフも演奏者の三中さんもみんな自然と笑顔に
とても盛り上がりました
一番下の画像のように、演奏の終盤には今年度入部したばかりの新1年生部員さんたちが、「海南第三中学校吹奏楽部」「応援よろしくお願いします」というプラカードを掲げる演出も
3年生の指導のもと、新1年生が今回のイベントで初披露してくれたパフォーマンスでした
これも三中吹奏楽部に欠かせない恒例の演出のようです
演奏後の三中さんからのコメントをご紹介。
ここ最近思いっきり部活動が出来なく、この場で三中らしい演奏が出来て楽しめました。
アンケートにも、「毎日練習しているのがうかがえる良い演奏」「迫力があって音よく響いていました」というお声がたくさんでした
和大 & 三中 コラボレーション
最後の演奏は、和大と三中の夢の共演
曲は『カントリーロード』
演奏者さんのコメントをご紹介。
懐かしい曲で皆さんと手拍子等の拍子をとっていただき楽しく演奏できました。
ステージと客席とがひとつになっての、心あたたまる演奏でした
盛りだくさんでとても堪能できたけれど…
それなのに終演がせつないのはなぜでしょう
音楽祭実行委員会の林さんが、締めのご挨拶を。
「来年の音楽祭は、5月7日に開催します」と、力強いお言葉
今回、ご観覧の皆様からは、たいへん多くのご意見ご感想を以下のように頂戴いたしました。
全て参考にさせていただき、次回への糧といたします。
↓ ↓ ↓
「良い催しだけど、開催を知らなかった人が多い。もっと宣伝しては」
「陽射しがきつく暑かった。仮設テントが欲しい」
「席に日陰がなく、落ち着いて観ていられなかった」
「野外なので、聴く場所によっては音が小さく聴き取りにくかった」
…そう、客席の暑さや音響の問題は、次回までに検討し、改善しなければならない点です
今回は多くの方にご不便をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした
「屋外演奏は初めてで楽しめた」
「景色のよい中で最高だった」
「コロナ禍の中、久々に音楽に触れられた」
「来年も来ます♪」
「音楽からつながりが広がって良いイベント。若い人がこれからも音楽を続けることができますように!」
「和歌山に文化の灯、あきらかに育っている」
「吹奏楽を始めた身として、とても勉強になったし楽しめた」
「無料で聴かせていただいてありがとう」
「吹奏楽を聴くと胸がキュンとなります。青春の音楽です」
「来年もぜひ開催を」
「年に2回くらい開催希望」
「次は自分も出たい!出してください!」
…何かと行き届かぬ点もありましたが、そんな中でも多くの賞賛のお声も頂戴できて、本当に有難いことです
来年はより良い催しとなるよう、演奏者さんも観覧者さんも快適に楽しめる音楽祭となるよう、職員一同、精進いたします
Posted by 和歌の浦アート・キューブ at 17:04│Comments(0)
│★自主事業イベント│アート・キューブ音楽祭│★イベント終了後のご報告記事│イベント報告│★スタッフのつぶやき│★絶景の宝庫和歌の浦